我が子の成長を他の子と比べてしまうのは親心というもの。
発育には個人差があるので、「早い・遅い」をあまり神経質に考える必要はありません。
でも、もし何か気になることがある時は、一人で不安や悩みを抱えずに、まず相談してみましょう。
●早期発見・早期療育のすすめ
親は子どもに何か気になる症状があっても、発達障害に関する知識がないために「うちの子は大丈夫」と思い込んでしまったり、発達が少しゆっくりなだけなのに「何か問題があるのでは?」と気に病んでしまったりすることがあるかもしれません。いずれの場合でも一度専門家の判断を仰いでみてはいかがでしょう。
何も問題がないと診断されれば、不安を取り除くことができます。また、もし何らかの発達障害があったとしても、早い時期から適切な指導を受けることによって、子どもの症状を緩和したり、二次障害を予防することが可能だと言われています。そのような医療的配慮の下での障害児の育成を「療育」といいます。
●気がかりなことがあったら相談してみましょう
保健所・保健センターでは、子どもの発育・発達や栄養などに関する育児相談を無料で実施しています。必要に応じて医療機関や療育施設の紹介を受けることもできます。(親から直接問い合わせることも可能です。)
<その他の相談先>
・子ども発達センター
・NPO法人 葛飾幼児グループ
・NPO法人 おおぞら会
・東京都立東大和療育センター分園よつぎ療育園
TEL 03-5670-5172 HP:http://www.hmc-smid.jp/yotsugi.html
・のぞみ発達クリニック 高砂7-26-3
TEL 03-3627-9029 HP:http://www.nozomic.org/index.html
●ある障害児のママのつぶやき..
「子どもの発育に遅れや偏りがあったとしても、それは誰のせいでもありません。
そのことで子どもを叱ったり、親が自分自身を責めたりするものではないのです。
障害をもつ子どもとの生活は、いままで気にもとめなかったことがいろいろと見えてきて、孤独や不安を感じることもあれば、逆に周囲への感謝を深めることもあります。また、子どものちょっとした成長に大きな喜びを感じ、困難を乗り越えながら家族の絆をより深めることもあるのです。療育を通じて仲間を作ったり、行政の支援サービスなども活用したりしながら、親も子も一度きりの人生をより豊かに歩んでいきたいものですね。」
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